今回はカフェの厨房と店内を仕切る壁を作る。これもまたオーナー自らが設計した作品。私はその図面を基にアレンジを加えたりしながら作る。デザインはヨーロッパのお店のファサード的な感じで、古ぼけたエイジングテイストを強く取り入れたかったが、周りとの調和を考え白一色。カマチと梁など建築の構造材を意匠として捉え、トラディショナル(伝統的)な雰囲気を持たせている。写真では伝わりづらいのだが、廻り縁に高さ120ミリある大きなモールディング材を使っている。実際に現場で見るとそのモールディング材がアクセントとなる陰影をつけている。そもそもこう言うデザインは陰影を楽しむモノなので、単色で作るとより綺麗になる特性がある。
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現場で塗装中の一枚、この後ドアを入れて完成。
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こちらは塗装前の状態。