バイクに乗る時に荷物を積みたいけど格好良いパニアケースが無い、ならば自分で作れないだろうか?と思ったのが5年前。
とりあえず試作を作るととんでもなくダサいのが出来た。さてどうしたものかと考え、気分転換に行った喫茶店でギブソンのギターに出会う。
瞬間「ギブソンがパニアを作ったら」と言うコンセプトが浮かび直ぐに着手。
メープルのトラモクに(虎の様な縞柄をば虎モクと言う)サンバースト塗装を施し上品に仕上げる。内部は細かな仕切りを付けてツーリングにも最適な仕様。
鍵などは真鍮鋳物でワンオフ製作。脚部はギターのストラップピンを模してウォルナット削り出し。本当に細部まで丁寧仕上げ満足のモノが出来るまで2年かかった。
そんなお気に入りのパニアケースを取り付けて愛車のSR400で走ってると「私にも作ってもらえませんか?」と注文が来た。それなら最高のものを作ってみようと5ヶ月かけてやっと完成。
今日、宇都宮からお客さんがCB1100RSに乗って取りに来てくれ納品完了。自分で言うのもなんだけど見てて惚れ惚れする。そして工芸の領域で作ってあるので100年待つだろう。100年後、このパニアは誰に使われているのだろうか?とロマンの塊。そう言うのがバイクに似合うんだよな。



