M様邸 飾り棚

先日 友人の書斎にお邪魔した時に、ピンとひらめいた。
この書斎に飾り棚があれば良い、と。
壁〜壁までのワイドな飾り棚、長さを強調するために高さは低くめで、奥行きも浅め、
と勝手にイメージを膨らませて、友人にそれを話す。
突然そんな事を言われた友人はビックリしているが、興味はある様子。
しばらくすると、そこまで言うんなら作ってよ!と有り難いお言葉。
決して押し売りしてないつもりです。もしかすると、そう感じられてるかも…
勝手にプレゼンした飾り棚なので、全ておまかせの一品。

色は壁に合わせてナチュラル色と白色。
連続した8枚カマチ扉は、黄金比のバランスで設計してあり、
その縁取りも丁寧にトリミング加工を施し、一つ一つがフレームの様に魅せる。
天板の小口部分もモールディングを施し、上品な雰囲気を醸し出す。
真ん中の棚板のラインを強調したく背面は白色。
そうする事で一本の線がビュッと入った様に見え、全体的に引き締まって見える。
もちろんその棚板の小口部分もトリミング加工を施し、ディティールを引き上げている。

設置作業を終え、友人も大満足の一品になった。
IMG_3206

IMG_3207

ホーチミン視察

東南アジアの文化に興味がある。
あの混沌とした雰囲気にゾクゾクさせられ、もっとそれを知りたいといつも思っている。
今回はベトナムの南部ホーチミンを視察。歴史を見ると古く中国に侵略され、ベトナム独立、その後フランス、そして日本、アメリカと何カ国にも侵略されているこの国。
それだけの国に侵略されているからか、沢山の文化が入り混じってカオス(混沌)な状態に陥っている。
今回はフランスの植民地時代にスポットを当てて視察。

先ずは市民劇場、オペラハウスとも呼ばれコロニアル様式の建築。
使われている材料はフランスから直輸入されたモノなので、まんまフランスの建築と言ったもの。
中には入れないが演劇鑑賞をすれば入場可能なので、チケットを日本で予約しておいた。
内部は真っ白な壁に真っ赤な椅子、直線をなるべく使わずに曲線ばかり多用し、様々なモールディングやトリミングがアールヌーヴォーを感じさせてくれる。本当にここはベトナムなのかと信じられなくなる。
IMG_3188

IMG_3190
次は中央郵便局、真っ黄色な外壁の横長でシンメトリーな建物。
ここの凄い所は、鉄骨の設計がエッフェル塔の設計者だったり、内装はオルセー美術館を参考にしてたりと、ビッグネーム感がある。ただ直線にしても曲線にしても、微妙に歪んでいる。おそらく施工技術がそこまで高くなかった事が伺える。
IMG_3187

IMG_3191
サイゴン大教会、そもそもホーチミン市はサイゴンと呼ばれていたので、その名前がある。けっこう高さのある建物で、遠くからでも確認できる。しかし改修工事中なのか外にフェンスがしてあり、内部はおろか近づく事さえ出来ないので、そのディティールを見る事は出来なかった。
IMG_3186
人民委員会庁舎、ここも一般公開はされてない建物。
あまりに大きいので近くで見てもイマイチ、遠くで見てもイマイチで自分のピントが合わなかった。
と言うのもすぐ前に交通量の多い道路があり、のんびり観光してると車に轢かれそうになる。
そして程よい距離にホーチミン像があり、よく見えないと言った感じだ。
昼、夜と全て2回訪れ、ライトアップの姿も鑑賞出来た。
IMG_3189

これだけ沢山の建築が半径約300メートル以内にボコボコと建っている。
シンボリックな建築が所狭しと建っていて、周りを見れば外貨を沢山持った観光客の山。
その胃袋を満たす為、屋台やレストランもゾロゾロと並んでいる。そして土産屋も。
この街はこうやって発展して来て、今後も発展し続けるんだと納得させられた。