ハヤシ製作所の林です。
昨日の夜、テレビでデザイナーの佐藤卓さんが日本の玄能の柄について、使い方によって持つ所を変えれるデザインなので素晴らしいと言ってました。私も玄能をよく使いますが、正確に打つ場合は短く持って、力をかけたい場合は長く持つ、当たり前の様に使ってますが便利な道具です。
私が使っている玄能の柄、自分で作ってます。右の黒い方は長さが通常のモノより3センチ長く、とても堅いブラジリアンローズウッド製で力をかける作業向きです。
もう一つは通常の長さで、普段使いのアメリカンチェリー製。こちらは粘りのある木材なので、長時間使っても疲れません。柄の部分に象嵌をはめ込んだりして、アクセントをつけてあります。
画像に写っているカンナは、玄能の柄を削る為に作ったカンナです。よく見ると湾曲してます。こうやって、自分が使いやすい様に道具を作ったり、修正かけたりしながら毎日仕事しています。