半年に一度位のペースでテーブルの受注がある。
今回のテーブルはなかなか大変な一品。

材質はナラ材、普通の広葉樹に比べて比重が2割程高いので、結構堅いんだな。
手鉋をかけていたら、いつになっても終わらないので、極力機械加工にするため治具作りから始める。

脚が先絞り+丸脚と複雑極まりないデザイン。ヌキも大きな円弧を描いている。

ヌキは円弧の型を作って、墨出しして切ればほぼ完成。
と思ったら脚との接合面が、直角では無く若干の勾配がある。
と言う事はヌキのホゾは手加工のオスホゾ加工。

脚は四角柱に製材した後、ヌキ用のホゾ穴を掘る。
そして四角錐にする為、機械で切り出す。
そして円錐に近づけるため、削っていく。

多分文章だけ読んでると、チンプンカンプンやろな。
これを読んで頭でイメージ出来る人、結構な木工職人です。

こんな複雑な脚を作っていると、フラットな天板を作るのは朝飯前。

とても素敵なテーブルが完成、自宅用に欲しくなった一品だ。
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