去年ベトナムに行きスコールや洪水など、貴重な体験を沢山した。

雨季のスコールはシャワーを浴びている様でとても気持ち良いが、毎日だと嫌になる。

濡れるのにも飽きてきたので、ゴアテックスのレインウエアを着込む。このゴアテックスのレインウエア、身体には水が入り込まず、また身体が蒸れないため、雨の中だがとても快適だった。

有名ブランドのレインウエアだけに、着ていても全く違和感がないので、物売りの方達から傘やカッパを何度も売付けられてしまう位だ。

そんなお気に入りのレインウエアを新たに新調しようと、アウトレットパークに行って来た。

色々と見て回ったが、気にいるものが見つからず 最後に〝コロンビア〟のお店に入る。

店員さんに「ゴアテックスのレインウエアってありますか?」と聞くと

「コロンビアではゴアテックス素材は扱っておりません。どうしてもゴアテックス素材じゃないとダメですか?」

と言われ、「と言うと?他に 何かあるのですか?」と聞いてみる。

「コロンビアではゴアテックス素材よりも優れた素材を独自開発し、またゴアテックス素材よりも安く提供できます。」

と、かなり強気な店員さんが自身ありげな態度をとっている。その態度には全く嫌味が無く、むしろとても好感度を感じる。

そして何着もレインウエアを持ってきて、事細かく説明が始まる。彼の商品知識はとても豊富で、どんな質問をしても120パーセント満足できる答えを返してくる。

結果、彼が個人的に今一番欲しいレインウエアを購入した。予算の五割り増しだが、とても良い買い物をしたと思う。

ちなみにだが他ブランドのお店に入って、「このお店のブランドはどこの国のブランドですか?」と聞くと、「えへへ〜」と質問をはぐらかされる始末。

自社や自社の商品に愛情があるって素晴らしいと思う。それが無いと薄っぺらく感じる。いつもそんな想いで家具職人をしているが、コロンビアさんの店員さんに出会え、それを再認識できた。