オピネルのナイフを買った。今回で2本目だ。#9と言うのは刃の長さが9センチの事を言う。

何故2本目を買ったかと言うと
先月フィリピンに行った時、マニラ市内の電車の改札で警備員に止められた。そして手荷物チェックを受けた。

フィリピンは銃の所持が法律上OKなので、スーパーマーケットや駅など人が沢山集まる場所では、手荷物検査が行われている。バッグの中をチラッと見せれば良いので、瞬時に検査は終わる。

しかし私が止められ時は、空港ばりのセキュリティチェックを受け、X線でバッグの中を検査された。
何事も無いようにバッグを受け取ろうとすると、警備員が〝Do you have a knife?〟と聞いてくる。

あっ、不味い…。市場に行って果物を食べる様のナイフを所持してた事を思い出す。
しかも刃渡り9センチあるので、日本だと正当な理由無く所持していると、銃刀法違反になる。

警備員に笑顔で〝Yes, I’m sorry 〟所持しているのを忘れてたんだ、勘弁してくれない?と伝えるが、
入国審査のオッサンみたいに怖い顔で、〝パスポート〟と言ってくる。

パスポートを手渡すとジロジロと写真と私を交互に睨み、私のパスポートナンバー等をノートに控えている。
そしてパスポートは返してもらえたが、もちろんナイフは取り上げられた。

あのオピネルのナイフには沢山の思い出が残っていて、本当に大切な物だったが私の不注意で無くなってしまった。
手荷物検査を受ける前に申告していたら、と悔やんでしまう。と言うか海外にナイフを持っていくのは今後NGやな。

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