何気なく買い物をしていると、迷彩柄のスーツケースに目が止まった。
そう言えば20歳の時に買った大きなバッグパック、使いこまれて所々綻んできている。
そして海外の道路事情も昔に比べて格段に良くなっているので、スーツケースが欲しいのを思い出した。
そのスーツケースには〝ACE〟と書かれている。
僕らが中学生の時に一世風靡した、マディソンスクエアガーデンのスポーツバッグのブランドであり、
スーツケースでも有名な安心ブランドだ。
気になる価格も1万円程なので、更に欲しくなってくる。
迷彩柄は特別好みでは無いが、傷や汚れが目立たず空港のベルトコンベヤーでも認識しやすい。
デザイン、使いやすさ、価格、アフターサービス等、全ての条件がそろってしまったので久々の衝動買いをした。
余談だが、旅なれた友人達に聞くとスーツケースはキャスターが壊れやすいので、アフターサービス等も考慮して少し高くても名のあるブランドを買った方が良いらしい。私の作っている家具も、当然アフターサービスを行なっているので、ブランドとはそう言う事を持ってブランドと言うんだろう。
空のスーツケースを持って帰宅した後、チャックを開けて中に入れるモノを想像してみる。そしてニヤリとしながらスケジュール帳の確認もする。