名古屋までバスに揺られて3時間半、日本木工機械展を見に行って来た。
会場に入ると撮影禁止の看板が沢山あり、〝隠す程のモノならば発表しなければ良いのに〟と、秘密主義の日本社会に少し毒ついた。
予想通りのコンピュータ制御の機械がそこかしこに展示してあり、価格も数千万〜億と職人には縁の無い機械がズラリと並んでいる。そういう機械をすっ飛ばしながら、何か良い機械はないだろうか?と会場の隅々まで歩く。
何の変哲も無い昇降盤に違和感を感じ、足を止めてみる。
そして待ってましたと言わんばかりに営業マンが話しかけてくる。
〝こちらの昇降盤、機能は普通ですが もしも刃に触れた場合に、5/1000秒で刃が止まり、下に刃が収納されます〝
と、話しかけてくる。よくわからないが、どうやらすごいらしい。
営業マンも口では伝わらないのを解っているらしく、〝ソーセージを指に見立てて、刃に触れて見た動画がこれです!〝と見せてくれる。
本当にソーセージが刃に触れた途端に回転が止まり、刃が隠れてしまった!ソーセージには少しのかすり傷だけ。
車で言うならエアバッグみたいものですわ、との事。