オーダー家具も含めて、空間デザインの依頼もたまにいただける。

25畳程のスペースにガラス窓を沢山付ける
ウオークインクローゼットを組み込む
最終的にリゾートホテルの様な空間にする
が今回の要望。

先ずガラス窓を沢山付けるのは
内装工事のみのため外窓は付けれない。
出来たとしてもコストがかかる過ぎる。

それを解決するため間仕切りを設けて、木枠を取り付けガラスを嵌める。
画像では正方形の窓の繰り返しに見えるが、大判ガラスを嵌め込み木格子を嵌めて、そう見せている。
この工法はコストも手間も省けるので一石二鳥。

そしてリゾートホテルをオマージュするには天井が肝だと思う。
天井には木を使いたいが、樹種を選ぶのはとても難しい。

節のある木を使うとカントリー調になるし、白木だと味気ない、濃色だと重厚さが出てしまう。
開放感があってワクワクさせてくれる色?ちょっと赤みがかった色?
と落とし込んでいくとアメリカンチェリーの板目が候補にあがった。

無垢材を選ぶとコストと手間、重量がかさむので天井の補強工事が必須のため、突き板を指定。
木材の目利きには多少自信があるので、
数社からアメリカンチェリーの突き板現物サンプルを頂き、1番良いものを選び施工。
無垢材程の木目の荒々しさや立体感は無いが、スッキリとした清潔感ある雰囲気が出来た。

また天井をスッキリと見せるため、照明は天井に取り付けしない。
エアコンは目立たないように、色と取り付け場所に一工夫。
こう言った積み重ねが空間デザインには必要。

今回はここまで。