卵の箱

高岡市に事業所を持つ〝仁光園〟さんのブランディングをお手伝いさせてもらった。
富山県産のお米を主食とした鶏の卵〝米寿の卵〟を出張展示会で美しく魅せる依頼だ。

この米寿の卵、餌や飼育方法にとてもこだわっているので、食べるとご飯を何杯でもおかわりしたくなる美味さだ。

卵を木箱に入れて運びそのまま展示したい、とシンプルなデザイナーからの要望だが、そのままシンプルに表現してしまうと単純さが見えて、せっかく高価な卵が安っぽく見えてしまう。

材質は無節の杉板、それをギリギリの薄さまで製材し、昔からある鉄丸釘で箱を作る。半年もするとこの釘が錆びて、いいアクセントになるはずだ。

上段には卵を個々に綺麗に魅せるため、細かい仕切り板をはめ込む。この仕切り板、小口を斜めにカットしてある。板の厚さを目立たせないための工夫だ。

デザイナーもこの木箱をとても気に入ってくれて、箱のロゴマークをシルク印刷したりと、卵同様でとてもこだわりのある木箱になった。
IMG_2784

リニューアル

会社の外観をリニューアルした。

と言っても大掛かりな事はせず、植物プランターを買って来てそれを囲う木製コンテナを作ったり、室外機を囲う木製カバーを作ったりと、全て自分達で出来る範囲だ。

会社正面の壁面には大きな横格子を取り付け、今はモッコウ薔薇を絡ませてあるが、将来的にはフジ棚に変身する予定。写真右の小さな木がフジの木だ。

そして大きな看板も設置した。しかし会社名は小さくしか書いていない。かわりにデッサン人形と弊社で作ったミニチュア家具を箱に入れ取り付ける。この箱はサザエさんをイメージして作ったもの。シンプルな看板に赤い屋根のボックス、白い輪廓線を用いているので、目にスパッと飛び込んで来る様だ。

楽しい雰囲気を伝えれる様にデザインした今回の外観工事、ご近所さん達が立ち止まって、皆笑顔で通って行かれる。

家具職人の幅が広がって 勉強にもなった。一石三鳥の工事だ。

IMG_2743 IMG_2747 IMG_2748

Good bye Tom and see you again.

日本に来てちょうど1年のトム、彼とは7カ月前 友人の紹介で知り合った。

それからは一緒に沢山お酒を呑んだ。そして車や自転車で遠くまで出掛けた。

近所の川で釣りをして、それを魚にまたお酒を沢山呑んだ。

彼はイギリスから英語教師として日本に来ている。

私が彼に日本の文化を伝え、彼から外国の文化を沢山教えてもらえた。

そして彼はアートやデザインにとても詳しい。木材の知識も優れている。

いつも彼とアートやデザインの話をして、知らない事を沢山教わった。

これからもその楽しい時間が続くと思っていたが、突然彼がイギリスに帰る事になった。

〝 また日本に帰って来て仕事をする〟と言っているので一安心だ。

昨日は沢山の友人と一緒に彼のサヨナラパーティーをした。

最後に一緒に写真を撮ってもらう。デジカメでは味気ないのでチェキで何枚も写す。

その写真にメッセージを書いてお互い交換をした。

気の利いた事を書ければ良いのだが、酔っているせいか月並な事しか書けない。

最後にハグをして、しばしのお別れ。

また行きたい国が増えた。

IMG_2736

左がTomで右がアメリカ人のBen

改めまして 株式会社ハヤシ製作所

2017年5月31日をもって43年の歴史を持つ〝ハヤシ製作所〟は廃業届けを提出した。

そして本日から〝株式会社ハヤシ製作所〟になった。

今迄、個人事業主でやって来たが、社員の事や今後の展開などを考えると、法人成りと言う選択肢がベストなタイミングだと思える。

ブログでは仕事よりもプライベートを中心に書いているので、毎日遊んでばかりに見えると思うが、実際は仕事に取り憑かれたかの様に、鬼になって木を切り刻んでいる。

これも沢山の方から注文をいただき、私個人、会社共にみなさんのおかげで成り立っている事を実感している。

〝海外に通用する家具を作りたい〟その夢を持って、これからも精進いたしますので、今後共よろしくお願いいたします。

2017年6月1日 株式会社ハヤシ製作所 代表取締役 林 康之

IMG_2717

法人成りと言う事で正面に格子桟を取り付け、リニューアル中。看板もそろそろ変えなければ。